犬の保護ボランティア日記~ホントの保護犬教えちゃいまSHOW~

保護犬のイメージ変えちゃうかもしれません。

 

今度こそ、保護犬ってどんな犬?

保護犬とは、何らかの理由で人に飼われない状況に陥り、そこからレスキューされ、新たな飼い主を探す状態にある犬、のことをいいます。(わかりづらい…? 御免!!)

具体的に最も多い例でいうと、愛護センター(いわゆる保健所)から民間の保護団体によって殺処分目前にレスキューされ、新しい家族を募集している犬たちのこと、です。
わたしが思うに、世の中にはどうやらそういう犬が存在するらしい、というところまでは、最近ではわりと大勢の人が知ってくださっているような気がします。

しかしその犬たちがいったいどんな犬なのか、どんな表情をしているのか?というところになると、一気に認知度が下がるんじゃないか?ちょっと、誤解があるんじゃないか?という気が、するんですよね!。

まず、要点から言いますね。
保護犬は、普通の犬です!!!!!
保護犬って、普通に超可愛い犬なんです!!!!!

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はい。大事なことなので二度言いました。
が、あれ…? 勢いのわりにいまいち伝わらない…?(笑)

つまりですね、まずは保護犬の認識に、誤解があるんです。私が思うに、保護犬っていうのはそうそう素人が手を出せるような犬じゃないと思われていることが多い。
噛んだり吠えたり、病気だったりケガしてたり、トラウマを持っていたり成犬だからなつかなかったり…?とかね。

そんな犬だから、犬の達人じゃないとそうそう飼えないべ?と思っている人が結構いらっしゃるんじゃないかと。

そう、それが、存在を知っているか知らないかの次にある、これまた大きなハードル。俗にいう(↑いわない。)、保護犬って難易度高いんでしょ?問題です。

 

保護犬とは普通で可愛い犬である

確かに、一言で保護犬と言ってもそうなるに至った事情はさまざま。
保護時は身も心もボロボロ、トラウマがあったり、人にも全然懐いていなかったり。そんな子がいるのも、事実です。

しかしまた、最初っから心も体も元気いっぱい、人も大好き!「キミ、捨てられちったのよ? 分かってる?」って子がいるのも、これまた事実。なので、ぜーんぜん、玄人向けの世界なわけじゃないんですヨ。

そしてさらに補足しますと…。

そんなふうに色々な子がいるけれど、実はひとつだけ、ほとんどの子に共通して言えることがあります。それは、皆さんに『保護犬ですよ。』とご紹介するそのときには、どの子もみんな、ただの可愛い犬に生まれ変わっている、ということ。

はい。これまた2度言いたいくらい、重要ポイントでございます。そして、その華麗なる変身過程の日々を過ごす場所が保護団体(シェルター)であり、そのために奔走するのが、我々保護ボランティア、なのです。

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保護団体の人間というのは、自分たちの助けたこの小さな命が、決して再び脅かされることのないように、もう二度と、辛い目にあうことがないようにと、とにかくもうそればかり、願っています。贅沢を望むわけじゃない。

ただ家族の一員として、見つめられ、名前を呼ばれ、優しい手でたくさん触れられ、いつか迎える最期のその瞬間まで、愛され続けていてほしい。ほんと、ただそれだけ。

で…。そう強く願う私たちが彼らのために出来ること。もしかしたら、命を救うそれ自体よりも大切なこと。

それが、この子たちを可哀想な犬ではなく、普通の可愛い犬として、スタート地点に立たせてあげることなんです。

だから、傷ついてボロボロになった犬は心も体もピカピカに! たいして傷ついてなかった犬もより可愛く!!とにかくみんな、可愛く!!!

そんなところを目指して、日々犬たちをケアしているわけなのです。

なんて、全国のボラ代表みたいに語っちゃってますがこれはあくまで私自身や、私の身近なボラさんたちのスタンスなんですけどね。でもきっとそんなふうに活動している人が多い気がする。と、この『Wan!!ピース』に掲載された保護犬たちの笑った写真を見ると思います。

 

レッツゴー 里親会!

さてさて。そんなこんなで、「保護犬って普通に超可愛い犬。」なお話、うまくお伝えできたでしょうか…? これを読んで、なんだなんだ、じゃあちょっと保護犬ってやつに会ってみようかな、と思ってくれた人がもしいたら、とっても嬉しいです。

是非、会いに行ってみてください。

うっかりマキ兵衛、うっかりはしてますが嘘はつきません!!

日本全国津々浦々、とびきり可愛いわんこたちがきっと、みなさまのお越しを心待ちにしているはずです。いや、絶対してます。

さあ皆さん! この週末はぜひ里親会で…。

運命の出会い、しちゃいませんか?

村山マキ
1981年生まれ。
上智大学卒。
愛玩動物飼 養管理士2級、メディカルトリマー。
Animal Heart Re scueボランティアスタッフ。
現在元保護犬3匹+預かり犬1匹+夫とともに暮らす。ブログ「ゆるっとした 日々」も更新中。

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WAN!!ピース

行き場を失った犬(保護犬)も家庭犬も どちらも同じ、愛すべき「イヌ!」であり そのどちらをも「正しく知る」ことこそが、皆が一緒に幸せになれる最善の道である。 という考えのもと まずはその「正しく知る」最初のきっかけを作りたい! という我々の想い、そして多くの賛同者様のご支援(※1) により、誕生したフリーマガジンです。 保護犬も家庭犬も、そして飼い主さんも!! みーんなが一緒にHAPPYになれる世の中を目指して・・・。 『Wan!!ピース』はこれからも、発信し続けてまいります。

website

http://www.rensa.or.jp/wanpeace/

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