新棟オープンで外科機能を強化、充実の健診・診療体制に!

手術室を増室、健診センターを新設
「イムス札幌消化器中央総合病院」という病院名が示すとおり、当院は消化器分野を前面に打ち出し、強化した総合病院として地域医療に貢献してきましたが、2017年1月に健診センターを併設した新棟(C棟)をオープン。従来1室だった手術室を3室に拡張し、うち1室をクリーンルームにしました。
健診センターには3Dマンモグラフィ専用室を設置、80列のCT(コンピュータ断層撮影装置)も増設しています。
新棟増築に伴い、3月にはA棟(本館)1階もリニューアルしました。A棟の西側に救急専用通用口を設け、この通用口に直結して救急処置室を設置。救急処置室入口には感染拡大予防のためのトイレ付き隔離室を併設し、救急時の患者さまの動線を考慮した設計となっています。
診療科も17に増えたため、手狭だった外来診察室を9室から13室に拡張して、各診療科の外来枠を増やし、外来患者さまのニーズに対応できるようにしました。
2階にはリハビリテーションセンター、血液浄化センター、内視鏡センターを配置。 内視鏡センターでは、 小さな傷ですむ 内視鏡外科手術を積極的に導入し、 入院期間の短縮しQQL(クオリティ ・ オブ ・ ライフ)の向上に努めています。
新設の健診センターで多彩な診断が可能に!
健診センターが新設されたことで、各種健康診断はもちろん、人間ドック、脳ドック、乳腺ドック、肝臓・膵臓・胆道ドック、前立腺ドックなど、専門医による精度の高い診断が可能になりました。万一異常が見つかった場合も、当院にて治療から退院までのトータルケアに対応できるのが総合病院としての強みです。
最新鋭3Dマンモグラフィを専用室に設置
従来のマンモグラフィ装置では発見しにくい微小な病変を描出できる3Dマンモグラフィ「トモシンセシス」を採用しました。トモシンセシスとは1回の撮影で数十枚の連続断層画像によるボリュームデータが得られる最新鋭の画像技術で、得られた画像は日本乳がん検診精度管理中央機構・ASクラス認定医を含むマンモグラフィ読影医5名、日本乳癌学会認定医2名、放射線診断専門医1名による複数の専門医によって精度の高い読影チェックを行っています。
当院ではマンモグラフィの撮影はすべて女性技師が担当。3Dマンモグラフィは低被曝なため、女性技師が別室ではなく、患者さまのすぐ隣でオペレーションするので患者さまも安心して検査に臨めます。
オペ室の拡張に対応
看護部 手術室師長
佐藤 三耶子 看護師
今まで1室であった手術室が、新棟の増築工事並びに引越しを終え、1月より3室へ拡張しました。消化器外科・泌尿器科・整形外科に加え、2016年からは形成外科・脳外科の手術も行っています。看護部としては、今後はさらに様々な症例の手術に対応できるよう、常に最新の学術的知識と技術の習得に努め、患者さまが安心して安全に手術を受けていただけるようにスタッフ一同で取り組みます。
マンモグラフィ専用室ができて
放射線科
髙橋 紗綾 放射線技師
マンモグラフィは新棟増築までは、透視室と同室で稼働していました。撮影のストレスや、撮影までの待ち時間が長くなるため予約の調整に苦慮していましたが、専用室になったことでそれらの問題は解消し、患者さまのプライバシーも守られるようになっています。グループ初の3Dマンモグラフィを今まで以上に活用し、受診率アップに貢献していきたいと思います!
イムス札幌消化器中央総合病院
〒063-0842
北海道札幌市西区八軒2条西1-1-1
TEL. 011-611-1391 健診センター直通:011-555-2778
http://www.ims.gr.jp/ims-sapporo/
◎記事内容に関するお問合せ:地域医療連携室 TEL. 011-555-2770