新病棟完成で急性期にも対応した病院に! イムス太田中央総合病院

北関東自動車道を西側に向かうと、進行方向左側に望むイムス太田中央総合病院は、1976年に太田福島総合病院として創立。2008年2月にIMSグループの一員となり、2013年12月に6階建ての新病棟が完成、名称をイムス太田中央総合病院に変更し、病床数350床(一般212床、療養138床)の急性期にも対応した病院となりました。
12月8日には新棟完成内覧会を行い、地域の461名の方が見学に来院しました。

 

モデルルームを設けて改善点を検討

新病棟は旧病棟に比べて廊下幅を広くし、6床の病室を4床に変更、全体的にゆったりとした造りになっています。
実は、新病棟建設中に病室のモデルルームを造り、看護師・医師・スタッフらで改善点を検討。その結果、洗面台やトイレの高さ、手摺りの位置、什器やカーテンの色など、数々の改善点を見つけて造りあげました。

特に、医療ガス・照明器具スイッチ・コンセント・ナースコール等を納めた病室用ウォールユニットは、横幅を長くした特注品です。長くしたことで、水滴が落ちる可能性がある医療ガスのアウトレットを患者さまの枕元からよけて配置することができました。

 

地域の景観と調和するカラーリング

新病棟の内装・外装の仕上げやカラーリングは、山並みや田園に包まれた地域の景観と調和するようにデザインされています。特に、各階のフロアカラーは、IMSのロゴカラーを温かい雰囲気の内装に調和するような色彩にアレンジするとともに、それぞれのカラーから想起される植物や光のイメージをエレベーターホールの案内サインや、壁面サイン、各病室の入口サインに展開しています。
また、各階廊下の随所にニッチ(飾り棚)を設け、地元の伝統工芸・桐生織を用いたアートパネルや看護師手作りのお手玉・折鶴などを展示して、憩いの空間を演出しています。

 

婦人科・小児科など診療機能を拡大

新病棟完成により、婦人科・小児科の常勤医を増員するなど診療機能を拡大しました。リハビリテーション科スタッフも総勢約50名に増員。回復期病棟の在宅復帰率は平均して90%を超えるなど、さらに充実したリハビリテーション環境を提供しています。

 

スタッフの明るさが一番大事。“女子力”に期待

院長
福島 弘樹 医師

狭くて老朽化が目立った旧病棟に比べ、新病棟はとにかく明るくなりました。病棟が明るくなったことでスタッフも明るくなったと思います。そしてこれが一番大事なことだと実感しました。当院は今話題の“女子力”が発揮されている職場だと思います。これからもますます”女子力”を発揮していただくことを期待しています。

 

患者さま目線で考えた病室づくり

看護部長
丸山 美奈子

個室病室は3パターンあり、それぞれトイレ・シャワーユニットの大きさが違います。ベッドまわりの広さを優先するか、水まわりの機能を優先するかを選べます。病室のモデルルームの検討では、装飾品やテーブル、イス、カーテンまで、およそ病院らしくはないが、患者さまの目線で良いと思えるものを選ぶことができたと思います。
新病棟の各所に展示した桐生織のアートパネルは、私が桐生織物記念館に出向いてオーダーしたものです。お手玉や折鶴は、提供していただいた端切れを私たち看護師が約4日で作りました。

 

パンもジャムも手作りして特長ある食事に

栄養科 課長
渡辺 和則

当院の厨房は比較的広めに設計されています。パン焼き器を設置し、バリエーションのある焼きたてパンを提供、ルバーブ(西洋ふき)やイチゴのジャムも地元産で手作りしています。また、野菜の50度洗いや、真空調理、低温調理などを駆使して特長ある食事の提供を心がけています。

 


医療法人財団明理会
イムス太田中央総合病院
〒373-0021
群馬県太田市東今泉町875-1
TEL.0276-37-2378
http://www.ims.gr.jp/ohta/

◎記事内容に関するお問い合せ:地域医療連携室 TEL.0276-37-7229

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